全国手話通訳問題研究会のホームページにお越しいただきありがとうございます。
全通研は、手話の学習をしてきた期間や手話通訳の経験の有無に関係なく、手話や手話通訳、聴覚障害者が抱えるさまざまな問題について一緒に考え、学習していく集団です。
現在、一万人を超える会員は年齢層も幅広く、職種も公務員から医療関係者などさまざまな人たちが集まっています。
全通研は全国47の都道府県支部があり、会員は支部に所属します。会員の皆さまには、『手話通訳問題研究』(研究誌)を年4回、「全通研会報」を年1回、また支部の機関紙や学習会案内等が届きます。
全国規模の学習の機会として、毎年8月に「全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラム~」を、「全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~」を毎年全国3つの会場で開催しています。
さらに、手話や手話通訳、聴覚障害者の問題を多くの方々に理解していただくため、各種の書籍を出版しています。このホームページでも書籍などの紹介をしておりますのでご覧いただければと思います。
また、それぞれの支部においても、独自の機関紙発行や学習会の開催などを企画し、積極的に活動をしています。
東日本大震災においては、防災無線や広報車の声が聞こえず犠牲になった聴覚障害者がいました。熊本地震でも、避難所でマイクを使っての情報が聴覚障害者には聞こえず、二重・三重の困難にあわれた聴覚障害者がたくさんいました。
しかし、一方では、普段の近所づきあいからさまざまな情報を紙に書いてもらったり、簡単な身振りや手話で情報をもらったりした聴覚障害者もいました。同じ市民の中に「聴覚障害の人がいる」という理解者が拡がることで助かる命も多くなりますし、より多くの情報を得られることが明らかになりました。
このホームページは、(1)多くの皆さんに全通研のことを知ってほしい、(2)聴覚障害者や手話通訳者の抱えるさまざまな問題を知ってほしい、(3)全通研が持っている情報を皆様に知ってほしいことを願って作成しております。
この機会にご活用いただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。