関東ブロック は、聴覚障害者福祉と手話通訳者の社会的地位の向上をめざすことを目的に2003年設立しました。
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨の1都7県、会員2,959人(2012年3月31日現在)と全通研で最多の会員が所属しています。今年度は、2カ月に1度の定例支部代表者会議と関東手話通訳問題研究討論集会(関ブロ集会)の開催を予定しています。
また、今年の4月の「障害者自立支援法改正案」反対運動の手話通訳として、連日の国会傍聴や議員への要請等を担いました。直前まで状況が分からず、指示や周知が困難な中、関東ブロックの事務局や各支部が奮闘しています。
ただ、残念なことに、昨年10月、関東から選出され、全通研会長の任務に就いていた市川 恵美子さんが逝去されました。市川さんは、「手話を学んで生き方を学んだ仲間を信じて、自分を信じて!」とよく話されていました。また、「数は力」とも言われていました。私たち関東ブロックは、一人一人の会員が集まることで、大きな力になることも実感しています。市川さんの遺志を受け継ぎ、活動を続けていきたいと思います。
関東ブロックをめぐる社会的状況は厳しいものがあります。だからこそ、仲間の暖かさ、支え合いのすばらしさ、その中で変わっていくことの出来る喜び、そんなことを共感し合える関東ブロックの活動を展開していきます。