青森県手話通訳問題研究会は昭和57年(1982年)に有志32名で設立し、(一社)青森県ろうあ協会をはじめとする関係団体と共に運動を続け、令和3年(2021年)に設立40周年を迎えることができました。現在は会員128名で活動しています。県内には8つの地域班があり、各班がそれぞれ例会や学習会など工夫をこらして活動をしています。
青通研は組織部、研究部、手話通訳対策部、健康対策部、出版部の5つの専門部があり、会員の学習の場として、講座や研修会開催などそれぞれ事業を展開しています。また、毎月機関紙「手風」を発行し、研修会等の感想や報告、全国の情報や地域班情報、会員のコラムなど、情報発信しています。
コロナ禍で参集型の講座が難しくなり、令和3年度は11月7日(日)に設立40周年記念事業として2つの記念講演をオンラインで開催しましたので、紹介します。
「青通研40周年記念事業特別学習会第30回健康を考える学習会」
毎年(一社)青森県ろうあ協会と共催で開催しており、令和3年度は第30回を迎えました。また、設立40周年の節目の年として、講師にびわこリハビリテーション専門職大学教授の垰田和史氏をお迎えし、手話通訳者の健康問題についてご講演いただきました。
「青通研40周年記念事業特別研修会手話通訳研修会」
令和3年度に第56回を数えるこの研修会は、毎回多彩な講師をお招きして手話通訳技術や実践技術、倫理などの学習をしています。今回は設立40周年記念事業として、社会福祉法人全国手話研修センター常任理事の小出新一氏に全通研活動のあゆみや現状の課題などをご講演いただきました。
令和4年度は記念講演としての「青通研講座」と設立40周年記念誌の発行を企画しています。これからも、運動の原点である「ろうあ者と共に歩む」を忘れずに活動を続けていきます。
青森県手話通訳問題研究会
〒030-0944 青森県青森市筒井八ツ橋 76-9 青森県聴覚障害者情報センター内
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